「埼玉県は災害に強い県である」とよく言われますが、はたしてそうでしょうか?
この3枚の写真は、平成25年9月2日に越谷市を襲った竜巻被害のものです。
発生したのは、じつは岩槻区の尾ヶ崎地区で、竜巻が越谷市に入ってから巨大化し大きな被害をもたらしました。
昨年の台風15号も、たまたま進路が東にそれて千葉に向かったため千葉県全域が被災しましたが、直進していたら東京や埼玉が同じ目に遭っていたに違いありません。
また、次の台風19号ではさいたま市内でも各地で浸水被害が発生し、岩槻区内でも床上浸水の被害が出ました。
私は東日本大震災のボランティアを始めとして、伊豆大島の土砂災害、熊本地震、倉敷市真備町の水害、昨年の千葉県の台風被害と、ボランティアで各被災地を回り、支援活動を続けてきました。
また、支援するだけではなく、被災者の声を聞き、災害発生時やその後の避難所生活でどんな苦労をされたのか、聞き取りを続けて参りました。
その支援活動から見えてくる課題を、岩槻に置き換えて考える防災講演「災害から命を守るには」をきたる3月7日(土)に本丸公民館視聴覚ホールで行います。
当日は、宮城県から防災士である菅原淳一氏もお越しになり、「東日本大震災から学び、次世代に伝えるべきこと」というテーマで講演されます。
会場では質疑応答も受け付けますので、「災害から命を守るには」を地域や家族のみんなで一緒に考えてみましょう。
【さいたま市防災アドバイザー・加倉井誠】
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