東日本大震災の経験から 開発されたハイブリッド発電機

瓦礫の山となった吉里吉里海岸

東日本大震災の津波で町内のほぼ全域が壊滅した大槌町では、町長をはじめ1233人の方が亡くなりました。
吉里吉里海岸のすぐそばで金属加工業を営んでいた山岸産業では、社員16人が高台に避難して全員無事。工場があった場所に戻ってみると骨組みだけが残り、屋根の上には津波で流されてきた自動車が載っていました。
その後の避難所生活で一番困ったことは、電気が使えないことだったそうです。携帯電話は充電が切れると使えず、暖房機器も動かせませんでした。
被災者の中には、厳しい寒さに耐えきれず車の中で過ごす人もいました。しかし、ガソリンはすぐに底をつき、ガソリンスタンドも被災していて給油もできず、井戸水を組むためのポンプも動かせませんでした。
同社の山岸社長は工場を再建するにあたり「被災経験を活かした新たなものづくり」をまず考えたといいます。
その後、津波でも壊れなかったプロパンのボンベをみて、プロパンとガソリンの両方が燃料として使えるハイブリッド発電機を開発しました。
この発電機は5kVAの大容量を発電することが可能で、タイヤも付いているので1人で動かすことも可能。すぐれた性能が評価され、350台以上が全国各地の自治体や自治会などに販売されました。
もしもに「備える」ための「エルソナ」をみなさんも検討されてはいかがでしょうか?

【さいたま市防災アドバイザー・加倉井誠】

ハイブリッド式非常用発電機「エルソナ」
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